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FPになろうと思った理由 続き

皆さん、こんにちは。

 

 昨日のブログで会社員を辞めてからお金のことを真剣に考えるようになり、40歳の時にFP2級を取得したと書きました。

FPは金融資産運用、不動産、リスク(保険)、タックス(税制)、相続、ライフプランと6科目の知識について満遍なく問われるので結果として幅広い知識が身に付きました。最初は自分のため、自己啓発や自己研鑽の一環としてFPという資格に向き合っていました。しかし、仕事をする上でキャリアカウンセリングをしているときにシニア向けのセカンドキャリア形成の相談を受けているときに年金の話が出てきたり、子育て世代の共働き夫婦の相談に乗ったりと仕事の話だけで完結していた問題がFPの知識を活かすことでより悩みに寄り添えるようになってきたことが実感できました。

 

 丁度この頃、自分の父親が大動脈瘤や脳梗塞などで立て続けに入院することになりました。病気が病気なだけに大学病院を紹介され即入院の運びとなりました。この時は既にFPだったので高額療養費制度のことも知っていたし限度額認定証のことも知っていたので迅速に対応して余分な出費が出ないようにすることができました。そして、この大学病院は入院の際、個室に半ば強制的に連れていき「ここにサインしてください」と私がいないところで父に当たり前かのようにサインをさせて本人了承の下、個室を提供して差額ベッド代を請求するという知識のない者から搾取するという卑劣な手を使ってきました。しかし、個室は希望せず事前の説明もなかったことからこれはルールに反するので無効にして欲しいと然るべきところに相談し請求された差額ベッド代を無効にすることもできました。

 

 このように知識がある/ない、で損をすることが世の中にたくさんあるということを身を持って体験しました。制度があって告知をしていても我々のような市井の人には届いていないのです。役人は「告知してます」よ、と素知らぬ顔で言いますが聞かない限りお得な情報は教えてくれません。このことをFPになって強く実感しました。だからこそ今後の長い老後を見据えて若いうちからムリなく準備することの必要性を実感して金融リテラシー向上のための教育活動をしています。そして知識のあると言われている金融業界の人が言っていることを100%鵜呑みにすることなく、自分で考えて意思決定できることの重要性を伝えていきたいと思いFP事務所を立ち上げました。 

 

 先週ニュースになっていましたが金融知識ゼロの顧客に仕組債というプロ向けの商品を売りつけた千葉銀行とその関連会社が行政指導を受けました。ボランティアでやっているわけではないので儲けなくてはいけないから商品やサービスを売るのは当たり前のことです。しかし、自分たちのノルマを達成するために何でもやっていいというとそれは違います。顧客側も自分の身を守るために必要最低限の知識を持って営業マンと接しなければいけません。

今後このブログでは生活に身近なお金の情報を発信していきますので、宜しくお願いいたします。

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