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預貯金は絶対に安全と言えるのか、について考える

皆さん、こんにちは。

 

 私は昨日、東京ドームで侍ジャパンと韓国代表のアジアプロ野球チャンピオンシップを観戦しに行きました。35,223人の来場者数だったということでサッカー風に言うとA代表ではない試合だったのにかなりのファンが観戦に来ていたことがわかりました。試合は侍ジャパンが2対1で韓国に勝ちました。個人的には万波選手のホームランを見ることができたので満足でした。

 

 

 

 さて、本日のトピックは「預貯金は絶対に安全と言えるのか」です。来年から新NISAが始まり世の中的には資産運用を考える機運が高まっています。しかし運用するということは元本の保証がないので怖いな、と思われる方も多いと思います。預貯金であれば元本を保証されるので資産が減ることはありません。低金利時代でほとんど利息は付きませんがお金が減らない安心感があります。それでは安全・安心なのかどうかということを検討していきたいと思います。

 

①ペイオフ制度で預貯金は元本1,000万円とその利息まで保証されるので安全です

→仮に金融機関が破綻しても預貯金は上記金額まで預金保険機構というところが保護してくれますので安全と言えるでしょう。預貯金が1,000万円以上ある方であれば複数の金融機関に1,000万円まで預貯金を分散すれば元本は保証されます。

 

②インフレになった場合に預貯金の現在価値が目減りするので安心とはいえません

→これって意味がわかりづらいので実際の数字で考えてみます。

預貯金の残高が100万円あったとします。物価上昇がなければ現在価値は100万円のままです。

物価上昇率が2%になったとします。残高は100万円ですが物価が2%上昇していますので

100万円×1.02=102万円ないと物が買えません。ということは100万円の現物があったとしても価値は目減りします。100万÷102万=98万円の価値になってしまいます。

 

インフレが常態化するとどうなってしまうか?仮に2%の物価上昇が5年連続で続いたとしましょう。

100万円÷(1・02)5乗=90万5,731円となります。10万円近く価値が目減りしてしまいます。

コロナ禍が明けて物価が上昇しているのでインフレを我々は体感しています。インフレに負けない賃金上昇があれば問題はないのですが、そこまでの賃金上昇が見込めない現状があります。そこで自己防衛のためにも物価上昇率に負けないような資産運用をする必要があります。しかし運用をするとなると元本の保証がないという不安とどのように向き合うかを自分自身で考えなくてはいけません。

 

 自分が何を考えてどのように動くかを自分自身で意思決定しなくてはいけません。自己責任という言葉をより実感する時代になってきたということです。ここからは自分自身のリスク許容度に応じてローリスクでいくのかハイリスクを許容していくのかを検討してお金と向き合っていただきたいと思います。不安なことは絶対あるはずなのでそんな時には当事務所にご相談いただけると幸いです。

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