· 

成人式は20歳だけど民法上の成人は18歳

皆さん、こんにちは。

 

 今週の月曜日は成人式でしたね。私の住んでいる地域でも成人の集いがあって振り袖姿の方を多数見かけました。何年か前に大雪があって大変だったり、振り袖レンタル会社が倒産して振り袖を着られないというトラブルにあったりしましたが、今年は特にトラブルもなく式に参加できたようで良かったです。成人式は一般的に20歳を迎えた成人のためのお祝いでしたが、成年年齢の引き下げに伴い18歳で成人となります。ちなみに18歳で成人式を行なう自治体は3つしかないそうで三重県伊賀市・大分県国東市・宮崎県美郷町のみだそうです。民法が制定されて以来の成人の見直しなので100年以上の歴史があるのでそう簡単に18歳成人式というのは難しいのだと思います。

 

 さて、今回この話題を選んだのは我々の認識では20歳で成人、大人の仲間入りという印象を持っていますが法律上は18歳が成人という扱いになります。民法の一部改正により2022年4月から18歳が成人となりました。これは当時ニュースで扱われていたので皆さん知っていると思います。

成人になるということは自分の行動に責任を持つことで保護者の監督から離れることを意味します。旧来の成人の扱いであれば18歳で契約トラブルに見舞われても未成年者取消権という民法の概念があって取り消すことができましたが、現在はそれができません。ということで18歳の時点で自分の行動や意思決定には責任が伴います。

 

 昨今、若年者に消費トラブルが増えている報道がなされているので注意が必要だと思います。よくあるトラブルにはこんなものがあります。

①投資トラブル

暗号資産(仮想通貨)投資詐欺などが増えています。ネットの掲示板などで知り合った仲間やサークルの先輩の知り合いなど素性がわからない人から投資話を持ち掛けられマルチ商法まがいの詐欺にあうことが多いようです。簡単には儲けられないということを親御さんが注意喚起する必要があります。

 

 

 

②美容商法詐欺

これも友達の友達とかネットで知り合った友達などと称する人から高額な美容機器の販売をされたり高額なエステの契約を言葉巧みにされたりして泣き寝入りすることが多いです。私は大学で金融教育の講師をしていますが、学生からの相談で近しい友達のLINEで「先輩の紹介でとってもいい話があるんだよね」という触れ込みで案内が来ているのを見せられたことがあります。かなり身近にこの手のトラブルが潜んでいます。

 

 政府広報オンラインにも掲載されていますが「美」と「金」のトラブルに見舞われるケースが非常に多いです。親御さんの目線で見れば18歳は一般的には高校生ですからまだまだ子供の感覚ですが法律上は大人扱いされますのでお金のこと契約とはどういうことなのかということをしっかり教えていかなくてはいけません。かといって禁止ばかりでは考える力が育たないので教え方の工夫も必要となります。今では高校でロングホームルームや総合的学習の時間を使って教えたりしてまして、私も講師として登壇したことがあります。今回の成人の日から発想が広がってこのような話題を取り上げましたが皆さんにとっても身近な話題だと思いますので親子で話をしてください。

 今日の話が役に立ったとかなるほどと思われた方は応援の意味を込めて下のボタンをポチっと押していただけると幸いです。最後までお読みいただきましてありがとうございました。

にほんブログ村 経営ブログ ファイナンシャルプランナーへ
にほんブログ村

FP事務所 あなたの家計のパートナー

 

Web対応専門のFP事務所

夜間・土日祝メインのFP事務所

団塊Jr世代に強いFP事務所

雇用情勢とお金の関わりに詳しいFP事務所

おひとりさまの不安を解消するFP事務所

金融教育・講演が得意なFP事務所

 


Copyright© FP事務所 あなたの家計のパートナー , 2023 All Rights Reserved.