皆さん、こんにちは。
もうすぐ4月になろうとしているのに先週末から肌寒い日が続きますね。桜の開花予想ではもう咲いているころだったんですが、まだまだ蕾ですね。本来の桜の開花時期に咲きそうなので入学式や入社式の頃に綺麗に咲いてくれそうです。
さて、今日の日経新聞の1面にこんな見出しが出ていました。
「iDeCo掛け金、70歳未満まで」
詳しくない人にとってはなぜこれが新聞の1面なのかよくわからない方も多かったのではないかなと思います。
まずはiDeCoとは何なのかを確認しましょう。これは個人型確定拠出年金と言われる制度です。一般的に年金というのは個人事業主などが加入する国民年金、会社員や公務員などが加入する厚生年金があります。これ以外に企業が追加で従業員に加入している企業年金と言われるものがあります。iDeCoは自分で入る老後に備えた私的年金という位置づけで制度が運用されています。
厚生労働省の年金制度の仕組みという図がありますので上記資料をご覧いただくと制度の概要がわかりやすく理解できると思います。iDeCoに話を戻すと現状は65歳未満まで加入ができます。これが5年後ろ倒しになるということで新聞の記事になったということです。
なんかすごいことが起きたように感じますがもう少し詳細を説明する必要があります。iDeCoは1階部分か2階部分まで年金を支払っているときに追加で拠出できる制度です。例えば1階部分の国民年金に加入している自営業者などは基本的には20歳から60歳までの480月までしか払い込むことができません。法改正されるかもしれませんが現状のルールはこうなっています。未納期間があるなどの場合は60歳を超えても任意加入という制度を活用して480月になるまで年金に加入できるので、その間は追加でiDeCoに加入できます。会社員などの厚生年金に加入している方は70歳未満まで会社で働いていれば追加でiDeCoに加入できます。
ということで延長方針は示されましたが現状の制度では全員が70歳未満まで加入できるわけではないということです。わざわざこんな制度に変更するということは来年年金制度を見直すタイミングで国民年金の払い込みを65歳まで延長させるといううわさが出ていますので、恩恵部分を早めに情報開示したのかな、と個人的には感じています。未確定なのであくまで私の推測です。いずれにしても老後資金の形成をするにあたってiDeCoをうまく活用してくださいね、というメッセージだと受け止めています。
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