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将来の年金が心配なのは日本人だけではない

皆さん、こんにちは。

 

 5月になりました。雨の1日で肌寒かったですね。世の中ではゴールデンウィークの間の平日で仕事をしている方も結構いるようですね。電車もサラリーマンと思しき人が多かったなというのが私の体感です。最大10連休が取れる日並びなので海外旅行に行かれる方もいらっしゃると思います。しかし円安が加速して日本人が海外旅行するにはなかなか厳しいタイミングではあります。

 

 

 さて、今回は年金について書きたいと思います。今年は年金財政の検証が行われる年で来年の年金法改正が実施される方向に合わせて議論が行われます。新聞や雑誌の報道でご覧になられている方も多いと思います。話題になっているトピックとしては国民年金の加入期間が延長になり60歳から65歳になるかもしれない、ということや厚生年金の加入期間も70歳までから75歳まで延長になるかもしれません。こうなると一体いつまで働いて年金保険料を支払い続ければいいのかという不安があります。そして年金受給者になったら年金だけでは生活ができないだろうから現役のうちにどれくらい準備したらいいのかが不安になります。この手の不安はここ数年だけの問題ではなく以前からありました。小泉内閣の時ですが2004年に「100年安心プラン」の年金改革というものがありました。時の内閣が国民を安心させるべく安心プランを打ち出さなくてはいけない状況が生まれました。皮肉なことにその15年後の2019年に「老後2000万円(不足)問題」が金融庁から提言があり、国民の不安が増したのは記憶に新しいと思います。

 

 このように日本は少子高齢化が世界の中でダントツに進んでいるので先例がないことから不安が募るのだと思います。年金の制度も賦課方式と言って現役世代の年金保険料が現在の年金受給者に回るという構図が少子高齢化によっていずれ破綻するだろうという不安が大きいと思います。実はこの問題って日本だけの問題ではないということがわかりました。私が登録しているYouTubeチャンネルで日本に住むドイツ人の目線で日本とドイツや外国との違いを紹介する「LTブログ」でドイツ人の年金不安が語られていました。興味がある方はリンクを張りますのでここをクリックしてご覧ください。

 

 ご覧いただけるとわかりますがドイツも年金支給年齢が繰り下げられています。支給額も十分ではないようです。それを理解したうえで長く働くのか、これはEUならではかもしれませんが、どこに住んで医療や介護を受けるのが良いかを考えると言ってます。日本でも年金支給額は繰り下げられるだろうし長く働くことが奨励される世の中になっています。それに加えてiDeCoなどの私的年金や今年から始まった新たなNISAの枠を使って老後に備えることが重要です。このような考え方でWPPというものがありますので紹介します。

 

Work longer 可能な限り長く働いて稼ぐ

Private pensions iDeCoなどの私的年金を活用する

Public pensions 公的年金を活用する

 

 つまり自分でできることをまずは考える。それが働いて稼ぐということです。次に私的年金で老後資金の準備を現役のうちにしておく。最終的に公的年金を活用して人生の最後まで支給を受けて生活する。最初から公的年金を当てにして「なんで国は面倒をみないんだ!」といったところでどうにもならない現実を受け入れるべきだと思います。不安を解消するためには自助努力が必要だと思います。長い時間をかけて準備すれば不安の大部分は解消されるはずです。これを機に人生設計してみてはいかがでしょうか。今日はこれで終わります。参考になった、タメになったという方は応援の意味を込めて下のボタンをポチっと押していただけると幸いです。本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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