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年収の壁問題 178万円の壁は実現ならず

皆さん、こんにちは。

 

 今日は2月の最終日ですがめちゃくちゃ暖かいですね。この土日も20℃近くまで気温が上がるそうです。冬なんだか春なんだか体がうまく順応できませんね。私は明日、ラグビーのリーグワンの試合を観戦しに秩父宮ラグビー場に行くので暖かくなってくれるのはウェルカムです。しかし、来週から真冬の寒さが戻ってくるとのことですので体調管理にはくれぐれも気を付けてください。

 

 

 さて、本日取り上げるのは年収103万円の壁が引き上げならず、という話題です。昨年の衆院選で大躍進した国民民主党が手取りを増やすことを目的に年収の壁を103万円から178万円に引き上げると公約に掲げました。そして少数与党の自公に国民民主を加えて幹事長レベルでは178万円の壁を実現するために協議していくということになりました。この時は暗闇に光明が差したと一瞬期待しました。しかし何だかんだとはぐらかし結局は税制関連法案に盛り込んだ123万円に諸条件を加えて最大で160万円に上限を引き上げることで決着しそうです。詳細は各種ニュースなどで確認できるのでこちらには書きません。

 

 このニュースを見て皆さんは何を考えましたか?私は失望しました。控除額を上げることがそんなに技術的に難しいことなんでしょうか?七面倒くさいインボイス制度はすぐに導入したのに控除額の上限を上げるのはそんなに時間がかかるのでしょうか?一応控除額は最高で160万円まで上がるとのことですが所得制限を加えたり、一部恒久措置ではあるものの2年間の時限措置であったりと物足りなさを感じます。減税額に関しても大体どの年収の層でも2万円程度しか減税されません。物価がこれだけ上昇し実質賃金が減っています。家計が苦しい中、国の税収は増えています。そんなに税金を取り立てて国民を窮乏化することに政治家も官僚も喜びを感じるものなのでしょうか?今年は参院選がありますので、その時の国民の選択がどのようなものになるのか?今回のこの政策が支持されるのかどうかを私は見届けていきたいと思います。

 

 FP相談を受けても老後の生活資金が心配だ、住宅ローンを組みたいけど実際のところ今の収入でどれくらい組めそうですか、物価が上昇して食費など家計のやりくりが大変なのでどんな支出をおさえたらいいですか、など生活の苦しさの一端を垣間見る相談が実に多いです。国民は働けど働けど一向に豊かになっていないことを自分自身も含めて感じています。ある意味「貧乏」というのはこの国のお家芸のようなものなのかもしれません。高度成長期からバブルくらいまでは豊かでしたが、それ以外は結構生活が大変な時期を日本人は過ごしています。バブルほど景気が良くならなくてもいいので経済が成長している実感を味わえる程度に給料が増えて可処分所得が増える日本であってほしいと私は願っています。

 

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